こんにちはー!アビーです
海外に初めてダイビングに行くんだ〜!とワクワクしているのと同時に私って大丈夫かな?と海外ダイビングへの漠然とした不安を抱える方も多いと思います
今回はそんな方へのダイビングする時のNG行動の紹介です
- 海外のダイビング旅行を控えている
- 自分のダイビングを見直したい
私は現役で海外のダイビングショップで働いていますが、ちょっとキツイことを始めに言います
日本人ダイバーは水中マナーが良くない人が多いです
日本の常識は海外の非常識となりますか、日本のダイビングエントリーレベルは低いと思ってます
え〜、でもコース受けた時イントラさんにむっちゃ褒められたもん
そうなんです
日本の講習って訓練ではなく、接客のように扱う場合が多いので厳しく言われない事も多いと感じています
またはオープンウォーターコースを受けた時に教わらなかったか忘れたんだと思います
かくいう私も恥ずかしながら、気付くまではNG行動してました
NG例の写真も私の過去の写真を使用しています
なので、これを機にどこへ出ても恥ずかしくない一人前ダイバーになりましょう!
この記事を書いた人
- 海外在住7年目
- ダイビングインストラクター
- 海がある国を定期的に移動しながら定住中
- 現在はオンラインとダイビングで仕事
ワーホリ・留学・バックパッカーを経験し海外の自由な雰囲気が好きで海外で暮らす為に色々な手段を試みる…
インストラクターも海外で暮らすための手段の1つとして働いてます!
それでは、詳しく!
ダイビングNG行動10選
- 水中での着底
- 器材の一部をブラブラさせている
- 水中生物・珊瑚に触る
- 水中で止まれない
- 器材チェックをしない
- 水中でコミュニケーションがとれない
- カメラを持って被写体を追いかける
- 水中の写真撮影をお願いする
- 入水直前に日焼け止めを塗る
- ボートのあちこちに荷物散乱
①水中での着底
膝立ちだろうがなんだろうが海中で地に足を付ける事はNGです
何でダメなの
- 底が泥だろうが珊瑚だろうが生物がいる可能性があってケガの危険
- 海の生物に危険を与える
エントリー時に1人でスーッと潜航していって着底してじっと他のダイバーを待ってる人に会った事がありますが
その光景が異様すぎて何か異常事態が起こっているのではないかと心配になりました
水中で着底すると危ないですし、周りを混乱させるのでやめましょう
パニックになった時は着底したり何かに掴まって落ち着きましょう
②機材の一部をブラブラさせている
ホース類を何にも固定せずブラブラとしている人が多いです
何でダメなの
- 珊瑚や岩に引っかかって危険
特に宮古島などのケーブダイブの場合ケーブの中の暗闇で引っかかっらパニックの原因になりかねない - 器材が傷む
砂地でオクトパスを引きずったら中に砂が溜まってフリーフローの原因になる - 必要な時に直ぐに探せない
クリップにはめててもブラブラしている人は大勢います
とにかくBCDにピッタリと寄り添うようにセットしましょう
BCDにポケットがついてる場合はオクトはポケットに固定
ゲージはウェストのベルクロップに挟むかポケットに収納
水中での抵抗を少しでも軽減できます
これは次回からすぐに直せますね
ブラブラさせていると、初心者感も丸出しです
次回のダイビングから気をつけましょう!
③水中生物・珊瑚に触る
水中ではとにかく何も触らない!それがルールです
珊瑚だろうが、動かないナマコだろうが全てです
何でダメなの
- 水中には有毒の生物・珊瑚は多く危険
- 水中の生態系を人間の手で変えない努力をする必要がある
寒くないのにグローブする必要はありません!
よくタイやフィリピンの水温29度でもグローブをしている方を見かけますが、保護の為の手袋はやめて触らないようにしましょう
これは日本人・中国人ダイバーのみに見られます
写真を撮りたくて、どうしても支えが必要な場合は岩を指で摘んで支える程度にして
決して珊瑚を掴んでバランスを取ろうとしないでください
水中で止まれない方はまずはスキルアップをしましょう
④水中で止まれない
ダイビング中ガイドを追い越したり、紹介中の生物の真上をフィンで思いっきり蹴っていくダイバーさんです
何でダメなの
- ガイドが生物を見つけた時に見せれない
- 水中を荒らす
ズドーンと着底よりは止まれない方がまだいいです
ピタっと止まれなくてもいいですが、ある程度浮いていられる様になりましょう
ガイドが綺麗な柄のエビを見つけた時なんかに見たいですよね?
案外ガイドって潜り始めてダイバーのスキルを見てから、この人にはこれは見せれないなと水中ガイドプランを決めます
理由は単純に水中浮力が取れない人が近づいて砂を撒き散らかされたり珊瑚を壊して、生物を驚かせたくないからです
中性浮力は大切です
⑤器材チェックをしない
殿様ダイビングスタイルだろうが、必ず最後は自分でチェックしましょう
何でしなきゃダメなの
- スタッフの確認不足もあり得るので二重のチェックが必要
- 器材に頼ったスポーツなので自分の命は器材にあります
具体的に何をチェックするかはこちらです
器材チェックリスト
インフレーターホースが正常に機能するか
排気ボタン・BCD排気ダンプが正常に機能するか
シリンダー内の空気の匂い確認
セカンドステージを咥えて呼吸できるか
これは、乗船したらすぐにチェックしましょう
チェックをしてなくて起こる事故
- 2本目でシリンダーが変えられてなく、ダイビング開始10分後にエア切れ
- BCDの排気ダンプが取れていて、どれだけ給気してもBCDにエアが入らない
- シリンダー内の空気が悪く、水中で喉がイガイガしだす
- エントリー時にレギュを咥えたらマウスピースが破れていて交換、水面で皆んなを待たせる
多いのは2本目でシリンダーが変えられていなかったケースはよく見ます
お客さんが20人ほど乗っているボートで、どんどん上がってくるダイバーをチームでタンクチェンジしているとコミュニケーションミスで起こりえます
また、異変に入水直前に気づいて他のダイバーを水面で待たせる事もあるので、チェックは事前に行いましょう
⑥水中でコミュニケーションがとれない
これは日本だと水中プレートを使用するからかハンドシグナルでコミュニケーションが取れない場合があります
ファンダイブ中はハンドシグナルで会話をするので返事をしましょう
何で必要
- 水中で会話ができないとパニックになってるのか疑います
- 頷いてもそんな動作見えませんハンドシグナルで返しましょう
本当に多いのが、大丈夫か聞いても頷いてる人がいますが見えません!
OKサインをくださいー!!!!
手を使わない人はカメラ持ってる人に多いです
会話が出来ない水中ではハンドシグナルでコミュニケーションを取ります
バディーに不安を与えない配慮が必要です
また残圧を伝える時この方法だと70なのか90なのか見えません
特に黒のグローブをしていたら同化してさっぱりです
残圧がBarの場合はこの方法が海外では主流です
左手と右手は重ねないようにしましょう
カメラを持っていて、両手が空いてない場合や独自の方法にこだわりたい方は
どうやって会話をするか事前にガイドと打ち合わせをしてください
ブリーフィング時にその土地でのハンドシグナルは教えられると思いますのでガイドが言う方法をよく聞いておきましょう
⑦カメラを持って被写体を追いかける
大物を見た瞬間にカメラを突き出しながら猪突猛進はダメです
何でダメなの
- 水圧の変化で体が危険
- グループのダイバーに迷惑
- 生物を驚かせる
ジンベイ出現した時に本当に多いです
ビヤーーーーっと追いかけるのやめましょう
追いかけている本人は気づかないうちに10m急浮上しています
また、あなたが戻ってくるのを周りは待つ羽目になります
ついでに追いかけたせいでエアの減りが早い
⑧水中の写真撮影をお願いする
水中でいきなりカメラをガイドに渡して撮ってもらうのはNGです
何でダメなの
- 海外はカメラ撮影依頼は有料オプションが多い
- 安全の為にガイドにカメラを禁止しているショップもある
日本だとガイド業務中にカメラを持参しているガイドさんをよく見ますが
海外は少ないです
私が過去に働いてきたショップの半分はガイド中のカメラ禁止でしたし
有料オプションでカメラ専用スタッフを潜らせて撮影って店もありました
絶対ダメなのはいきなり水中でカメラを渡してガイド中に撮影を強要する事です
プライベートガイドをお願いしていたり、セーフティーストップ中なんかだと撮ってくれる事も多いです
⑨入水直前に日焼け止めを塗る
これは直前がダメというだけです
何でダメなの
- 水中に流れ落ちて環境に悪い
- マスクが曇りやすくなる
日焼け止めを塗る場合は入水の20分以上前に塗るようにしてください
吸着性がすごい日焼け止めもあるのかもしれませんが、肌に吸着するまでに時間がかかるので気をつけましょう
ボートブリーフィングで注意するショップも海外では多いです
⑩ボートのあちこちに荷物散乱
すぐ戻ってくるからちょっと置いとこ〜っとはやめましょう
何でダメなの
- 物を無くします
- 周りに迷惑
これ日本人って綺麗好きが多いのになんでかなぁと考えたのですが
手ぶらの欧米人に比べて単純に日本人って荷物が多いんですよ
カメラ、マスク、タオル、日焼け止めに陸用カメラに帽子、携帯防水ケースに飴ちゃん,,,,
よく見るのはタオルが椅子にボンと置きっぱなしやカメラとマスクほったらかしです
気づかずに器材に潰される事もあるので
荷物はカバンに1つにまとめて天井にぶら下げとくかドライエリアに入れましょう
海外でNGなダイビング行動のまとめ
水中での着底
器材の一部をブラブラさせている
水中生物・珊瑚に触る
水中で止まれない
器材チェックをしない
水中でコミュニケーションがとれない
カメラを持って被写体を追いかける
水中の写真撮影をお願いする
入水直前に日焼け止めを塗る
ボートのあちこちに荷物散乱
の項目はすぐに改善が可能だと思います
次のダイビングから是非意識をしてみてください
水中で止まれないに関しては意識をして練習あるのみです
アドバンスをまだ取っていない人は講習を是非受けてみてたり、休憩中にガイドにアドバイスをもらいましょう
教えるのが好きな人がイントラには多いので、嫌な顔をせずにコツを教えてくれて水中でも助けてくれると思います
中性浮力が取れたらカメラ撮影も楽に出来ますし、エアーもちも断然良くなります
是非、この記事が少しでも皆さんのダイビングの役に立てたら嬉しいです
それでは〜!