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【徹底解説】パタゴニアのフィッツロイ登山ルート|2024

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こんにちはー!アビーです

今回はトレッキング好きが憧れるパタゴニアのフィッツロイのトレッキング徹底ガイドです

この記事はこんな人にオススメ
  • どんな感じか事前準備の為のリサーチがしたい
  • どれぐらいの難易度か知りたい
  • 何時間かかる?
  • 準備する物は何がある?

私たちはラテンアメリカバックパック旅行中にパタゴニアに立ち寄り、ラグーナ・デ・ロス・トレス(フィッツロイのハイキング)へ2回行きました

abee

2024年4月のパタゴニアの秋のシーズンです

結論から言えば、トレッキングは往復8時間程で難易度は初〜中級と感じました

最後の1時間が急な登りで足場が悪いですが、他は舗装された広大な景色のトレッキングを楽しめます

トレッキングの詳しいポイントガイドから、天候や必要な持ち物まで詳しく解説しています

それでは詳しく見ていきましょう!

パタゴニアのフィッツロイとは

フィッツロイ(Cerro Fitz Roy)はアルゼンチンのパタゴニア地方にある岩山の名前です

このフィッツロイを一番絶景で見れる場所が【ラグーナ・デ・ロス・トレス(Laguna de los tres)】という湖で、フィッツロイを見る場合はこの湖を目指すトレッキングに進みます

このトレッキングルートにはキャンプ場もありキャンプ泊をしながら楽しむ事も可能です

Laguna de los tresトレッキングの概要

  • 距離: 往復約20~25km
  • 標高: 1,170m
  • 所要時間: 8~10時間(休憩含む)
  • 難易度: 中程度
  • 料金:無料
トレッキングの標高プロファイル

出発点であるエル・チャルテンの標高が約400mで、ゴールのロストレス湖が1170mなので標高差は約770メートルです

トレッキング全体の道のりは緩やかな部分が多いですが、最後の1時間が急な登りとなっています

なので激しく登り続けるというよりは、長い道を歩いて最後の1時間だけ急激に登るトレッキングです

登山料も無料・キャンプ場利用も無料なのでタダでパタゴニアの山を満喫できます

朝焼けの燃えるフィッツロイの注意点

日本人に人気の朝日時に見える燃えるフィッツロイですが、オススメはキャンプ泊をして朝日が登る2時間前に出発です

まだ暗い時から歩き出すので、ルートがわからない状態で町から4時間かけて目指すのはオススメ出来ません

フィッツロイのベストシーズン

ベストシーズンは、春から夏(11月〜3月)です

特に1・2月の夏は気候も安定し暖かくトレッキングに最適ですがデメリットは混んでいる事です

秋の4月は穴場で紅葉が魅力的で、混雑を避けたい場合は3月~4月の訪問もオススメです

4月の後半からは雪が降り始めて、吹雪で行けない日も多いです

私たちは4月の20~27日に滞在しましたが、最後の2日は雪が降りました

フィッツロイ登山ルート解説

それでは詳しく5つのゾーンに分けてルートを写真と共に説明していきます

ZONE:街を眺めながらの斜面と森

スタート地点にはゲートがあり、最初のゲートでは左の道へ進みます

エルチャルテンの街を見下ろしながら、どんどん山の中へ入っていきます

夏の時期は緑が濃く、秋の時期は紅葉で色が変わり美しいので好きな時期を狙っていきましょう

1~1時間半ほど緩やかに登り続けた所で最初の分かれ道の看板が見えます

ZONE:分かれ道

森の中を歩いているとこの看板が立っています

右はMirador(展望台)・左はLag Capri(カプリ湖)の分かれ道です

この頃には道は平坦で、疲れる事なく景色を楽しみながら歩くことが出来ます

行きは湖ゾーンを歩き、帰りは展望台ゾーンがオススメです

時間や体力がない場合はこの湖か展望台をゴールにするのがいいです

フィッツロイも見渡せて往復3~4時間でエルチャルテンの町まで帰れます

湖ゾーン

ここから天気が良ければしっかりフィッツロイが見えます

無風であれば写真のように湖に山が鏡張りに反射して静寂の中とても美しいです

展望台ゾーン

こちらの道は湖ゾーンより少し斜面があります

展望台とありますが、フィッツロイの山々が見えやすい開けたエリアという感じです

ZONE:広大でひらけたな冒険エリア

このエリアが私の1番のお気に入りトレッキングポイントです

森を抜けると開けた土地が広がります

abee

ここの流れている川は飲めるので給水が可能です

川が流れ、そこには木製の素朴な橋が敷かれてとても可愛い景色の奥には広大なパタゴニアの山々が広がっています

右手の山を見ると氷河も見えるので是非忘れないでください

絶景を楽しみながら1時間ほど平坦な道を進みます

ZONE:キャンプPOINCENOT

キャンプエリアに到着します

キャンプといっても水道や電気等は何もなく、一応簡易トイレはあります

キャンプに到着したら、そこが全体の8合目です

ここを抜けたら10分ほど歩いて最大の難関が待っています

ZONE:最後の難関急勾配

ここから1時間ちょっとが最難関の始まりです

大きな石の急勾配の舗装されてない道をよっこらしょと登っていきます

ここは狭いので、すれ違うハイカーと道を譲りながら進みます

驚くほどの急な岩場を登ると、次は開けた岩場が続きます

その頃には目の前に大きなフィッツロイが見えるので、最後20分のラストスパートです

ラグーナロストレスに到着

最後の砂利山を越えたらゴールです!

雄大でカッコいいフィッツロイが待っているので、そこで温かい飲み物とスナックで一休みです

ですが、ここで満足しないでください!

トレス湖の左の岩山を登ると、そこには色が違う湖がもう一つあります

ここまで来たら、必ず忘れずにもう一つの湖も見て帰りましょう

エメラルドの青色に大きくてカッコいい岩山で圧倒されます

山頂ではコロコロと天気が変わり、フィッツロイが雲に隠れていても30分後には晴天になってたりします

待ち時間や休憩時間中に体が冷えるので、しっかりとした防寒着を必ず持っていく必要があります

以上が片道4時間程のルートです

気候と服装・持ち物のリスト

  1. パタゴニアの気候は変わりやすい
  2. 開けたエリアと木に覆われたエリアがある
  3. 夏でも冬でも1日の中に全部の四季を感じる

上記をしっかり踏まえた上で準備をしてください

  • 防風・保温・長袖(半袖)・速乾肌着の重ね着
  • レインコートなどの防水シェル
  • ハイキングシューズ
  • 手袋・ニット帽・ネックウォーム
  • 水ボトル+小さな保温ボトル(給水出来るので1本で十分)
  • スナック
  • トレッキングポール(なくても大丈夫)
  • トイレットペーパーとゴミ袋

詳しくはこちらの記事で紹介しています

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服装

登り始めて暑くて汗をかき始めたら、木陰に入り急激に寒くなったりと気温の変化がとにかく激しいので、脱ぎ着が出来る重ね着が大事です

インナーは汗をかいても乾く素材を必ず着てください
(汗が冷えてきたらどんどん体温が奪われていきます)

私はメリノウール素材のインナーを肌着+レギンスで着用しています

8時間歩くので必ず慣れた靴を着用しましょう

防水であれば、トレッキングシューズでないくても大丈夫な感じの道かと感じました

劇的に足の疲れが変わるので、有名なニューバランスの中敷は必須アイテムです

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食料

私たちはサンドウィッチを作って、ビスケット、バナナ、シリアルバー等重くない物を持っていきます

ゴミ箱はなく自分で全て持ち帰るのでゴミを入れる袋が必要です

お水は、途中の流れている川の水は飲料可能ですので1本持っていき途中で給水すると重量が減るのでオススメです

頂上に着いた時や休憩中動きを止めた時に体が冷えるので小さな保温水筒に温かい飲み物も必須になります

がぶ飲みはしないので超軽量の缶コヒーサイズがオススメです

パタゴニアのフィッツロイ登山まとめ

  • 距離: 往復約20~25km
  • 標高: 1,170m
  • 所要時間: 約8〜10時間(休憩を含む)
  • 難易度: 中程度
  • 料金:無料
  • ベストシーズン:春から夏(11月〜3月)

パタゴニアに行く人はみんな行くであろうフィッツロイ

難易度的には最後の1時間が急で大変ですが、それまでは比較的簡単なコースです

8時間歩ける健康な方なら比較的みんな行けるコースかと思います

abee

トレッキング中に激変する天候なので服装は気をつけてください

是非この記事がこれから行く方のお役に立てれば幸いです

それでは〜!

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